『風呂』




コンタクトを救ったお礼に高山くんは、そっとぼくにキスをした。
それに対して、ぼくはわけもわからず、『お礼、ありがとう』とお礼のお礼を言っていた。

その言葉を聞いて……。
座り込んだまま、高山くんが、ガバっとぼくの体を抱き締めて……
「……高山…くん……?」
「……なんか……お前、かわいいわ……」
強く抱き締められて、わけがわからなくって、どうにもならない。
少し、時間がたって…。
やっと、腕を緩めると、高山くんは両手でぼくの頬を掴む。
「……っ…」
なにも、言えないけど…。
ジッと見られると、恥ずかしくなってくる。
それでも高山くんの視線から逃れられなかった。
「っンっ…」
上を向かされた顔に高山くんの顔が近づくと、口が重なりあって、またゆっくりと舌が入り込む。
絡め取られる舌がなんか、よくわからないけど気持ちよくって…。
口が離れると、すぐさま高山くんはぼくの首筋に口をつける。
「ちょっ…ん…」
そのままするりと、シャツの下から手が入り込んで来る。
「そ…んな…っ…」
「…もう…ココ立てちょるん…?…ホントは…感じてたり…」
クス…っていうか…ニヤっていうか…そんな笑いを見せて、高山くんはぼくの胸の突起を指の腹で弄ぶ。
「ん…っ…」
自分の体がピクンって跳ねて…
すごく恥ずかしくなる。
一頻り指で愛撫すると、その手を下へと移動させ、ぼくのズボンに手をかける。
「や…高山く……ココ…その外…だしっ」
「中やったら、やる場所ないやん」
そう言って、あっさりぼくのズボンを下着ごと剥ぎ取ってしまう。
いくら…夜でも光りがあるから、丸見えで……。
それより恥ずかしいのは、すでにもう、体が熱くって、股間のモノは硬く上を向いちゃってるてこと…。
「…わりと…やらしいんや……」
ソコを見ながら高山くんがそう言うから…っ
反論も出来ないし…。
不意に触れられた高山くんの指先に過敏に反応してしまう。
「…ぁっ…」
ソコを手で優しく包みこむようにして、ゆっくりと上下に扱きあげられると、自分でするのなんかより、何倍も気持ちいいもんだから、すぐにでも限界に達しそうになる。
「はぁ…っ…ぁ…あっ…高山くっ…」
駄目だ…って、首を振るぼくを無視して、高山くんはソコを愛撫し続けて…。
「まだ…イッたらかんで…」
そう言って、ぼくの膝裏を掴んで足をあげると、先走りの液で濡らしてしまった指先が、後ろの蕾に押し当てられる。
「っ…ちょっ…高山く…そんなトコ…」
『大丈夫』って耳元で言うと、そのままゆっくりと中に指が入り込んできて…。
「ひぁ…っ…ん…ぁ…」
どんどんと、奥まで入り込んでしまった指先が、中を器用にかき回して、すごく感じる部分を刺激する。
「ふぁ…く…やっ…ぁっ…あっ…」
それでも『まだイったら駄目』だと、ぼくを制して、指を増やす。
「はぁっ…ぁっ…くっ」
殺せない声が止め処なく溢れてきて、その声に紛れて、中で指が動くたびにいやらしい音が響く。
「も…もぉ…高山く…」
限界を訴えると、いままで入れていた指を一気に引き抜いて、高山くんは俺の体を自分の方に引き寄せる。
「…っ…高山く…」
高山くんが、自分のモノを取り出して、ぼくの股間に押し当てる。
「っ…やっ…」
「一緒に…イこうな…」
そう言って、後ろから手をまわすと、軽くぼくの後ろの秘部を押し開いて、ゆっくりと猛りきったモノを収めていく。
「んぅっ…ぁっ…あっ…」
すごい圧迫感に見舞われ、体の力が抜けちゃうような…
でも変なトコに力が入っちゃう感じ…。
奥まで…全部入ってしまうと、ぼくの腰あたりを掴んで、力強く体を上下させられる。
「やっ…ぁっ、あっ」
入れられただけでも、相当すごい衝撃だったのに、そんな風に体を動かされて、高山くんのがぼくの中を出入りするもんだから、わけがわからなくって涙まで溢れてきちゃって…。
「はぁっ…ぁっ…あっ…やぁ…っ」
ぼくの頬に手をやって、『もう…ええよ…』って…
荒い息遣いで、高山くんはそう言った。
「ぁっ…やっ…んっ…んぅっ…ぁああっっ」
言われるがままに、ぼくは高山くんのモノで後ろを刺激されて、限界に達してしまっていた。





「……起きた……?」
「え…」
少しばかり寝てしまってたらしい。
気付くと、ぼくはズボンもはかされてなにもかも元の状態…。
まるで、なにもなかったかのよう…。
あれ…本当だよね……確認の意味を込めて高山くんを見ると、いやな笑顔を作るもんだから……
やっぱ…しちゃったんだ……


「……ラーメン…冷めちゃった…」
傍にあるラーメンを見てそう言うと、又高山くんは笑って……
「ええやん。代わりに俺のアレずいぶん飲み込んでたし…」
って…。
「なにっ…言って……」
こっちが恥ずかしくなってくる。
「足りないなら…また、代わりのお礼、いつでもあげるけん♪」
元気よくそう言って、『また明日』と、その場を去っていった。
ぼくはというと…冷めたラーメンをしばらく眺めて代わりのお礼を考え込んでしまっていた。