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「バーン。話がある」 またか。 ここのところ練習後、やたらとガゼルに付き合わされる。 ガゼルの口調が口調なだけに、周りの空気も張り詰めていた。 とりあえず着替えだけは済ましておくかとロッカーを開くが、その俺のロッカーをガゼルが思いっきり閉めてしまう。 「てめ……っ。手、挟みそうだったじゃねぇか」 「挟まないようちゃんと気を使っている」 「どういうつもりだよ」 「着替えるなってことだけど」 少し冷めた笑顔を浮かべガゼルがそう言うと、さすがにチームメイトもあまりの雰囲気を察知してか、急いでロッカールームをあとにした。 二人になった直後だ。 ガゼルか身を寄せ俺の体をロッカーへと押し付ける。 「っ……お前、なんでそんな元気なんだよ」 「それとこれとは別」 「っつーか、着替えるなってどういう……」 「気になる?」 いちいち気に障る言い方しやがって。 答えあぐねていると口を重ねられ、つい反射的になにかを言い返そうとしてしまい口を開く。 もちろん、言い返せるわけもなく、ガゼルの舌先が入り込み俺の舌を絡め取る。 「んっ……っぅんっ」 っつーか、練習後だっつーの。 すぐにでも息苦しくなってしまう。 少し強引に引き剥がすと、ガゼルの視線が突き刺さった。 「……苦しいし。……汗くさいし」 「私は気にしない」 勝手なこと言いやがって。 また体を寄せたガゼルが俺の首筋をぺロリと舐める。 ゾクゾクして、体が震え上がった。 「んっ! ……んぅ」 「バーン……したい」 こいつはずるい。 少し下手に、こんな風に素直に言われてたら、俺が断れないってのをわかっていやがる気がして。 「……わかったから。離れろって。着替えたら部屋行く」 俺だって、ガゼルのことは好きだし基本、拒む気はない。 ただ、口には出しにくいが、例えばシャワーを浴びてからだとか。 そういうことを考えてしまう。 「いいよ、今日はここで」 「え……?」 俺が言葉の意味を理解するより先に、シャツの隙間からガゼルの手が入り込む。 「なっ……ガゼルっ!」 這うようにして胸元を何度も撫でられると、ソコが硬く尖ってしまい執拗に指先で転がされるのがわかった。 「んっ! …ぅんっ…」 「すごいね、ココ」 ガゼルの少し荒い息遣いが耳に付く。 独り言のようにつぶやくガゼルになにも言えずにいると、とうとうシャツをめくりあげられる。 「っ……おいっ」 「なに」 「いや、なにじゃなくて。……マジでこのまますんのかよ?」 クスって。鼻で笑われた気がした。 「君はいつも、無粋なことを聞くね。されると思っているから、こんなになっているんだろう?」 ユニフォームのズボンの上から確認するよう股間のモノを掴まれる。 あいかわらずめくられたシャツから覗く胸元に今度はガゼルの舌が這った。 「っ…部屋にっ」 「待てない」 「ばっかっ……」 ぬるぬるした感触が、胸の突起を転がして、あげくのはてには吸い上げて軽く歯を立てられる。 「んっ…ぁっ…やめっ……歯っ」 「痛い? 痛くないよね。ココ、すごいビクついてる」 ココ。 ガゼルがそう言って、掴んだままの股間のモノを揉みしだく。 「あっ! …んぅっ…ぁっ…あっ」 「……いつもより感じてる?」 指摘され、自分でも顔が一気に熱くなるのがわかった。 たぶん、赤くなってしまっているだろう。 見られないよう顔を背けるが、視線が突き刺さる。 「ふーん。バーンは場所を変えると興奮するタイプだったんだ? それとも、意外と汗くさいのが好きとか?」 馬鹿にされているような気がして、むかついてたまらない。 頭ではむかついてるはずなのに、ガゼルの手が巧みに何度も俺のを揉みあげると、布越しだというのに気持ちがよくて、体が震えてしまっていた。 「ひぁっ…あっ! …ぅンっ!」 「否定したい? 我慢してる? イきそうなくらい感じてるって、わかるよ」 ズボンの中で、くちゃくちゃと濡れた感触がする。 汗と先走りの液が溢れてしまっているのだろうけれど、ガゼルにはどこまでバレてしまっているのだろう。 もう布越しでも、わかるくらいに湿っていそうで、あまりの恥ずかしさに涙が溢れた。 「ぁあっ…ガゼっ……んぅっ! あっ」 「じれったい? 腰揺れてる。さっきまで部屋がいいって拒んでたくせに」 ズボンとサポーターを下ろされ、足が露わになると、触るでもなしに、ガゼルはしゃがみこんでジっと俺のを見る。 いつもこうだ。 耐え難い。 「すごいね。布越しでも充分濡れてたけど、こんなになってたんだ?」 やっぱり、ガゼルにもバレていたんだと分かり、なにも反論出来なくなる。 自分でも見下ろしてみると、たくさんの先走りが溢れてベタベタになっていた。 至近距離で、まるでうっとりするように眺められ、ガゼルの存在が一瞬怖くなる。 行き所の無い手で、自分のシャツを掴んだ。 ガゼルは露わになった太ももを撫で、膝付近へと舌を這わす。 そのまま膝の方から、ゆっくりと上へ這い上がっていく感触に体がゾクリと震え上がった。 「ぁっ…あっっ」 たくさん溢れてしまった先走りなのか汗なのかわからない液が、比較的ソコに近い内股まで伝っているだろう。 ガゼルの舌がまるでそれを掬うみたいに太ももの内側を舐めあげていく。 「やっ…ぁっ…! んぅっ!」 ピチャピチャと音を立てるように内股を何度も舐め、吸いつかれ、そっちの足がガクガクと震えてきた。 「あっ…ぁあっ…ふぅ…すけっ」 引き剥がすべきなのかどうかもわからず、それでもガゼルの髪に自分の指を絡めると、やっと顔を上げてくれるが、視界がぼやけて表情はわからない。 少し前まで布越しに弄られていたソコが、おかしなくらいに脈を打つ。 少し前なはずなのに、長い時間、放置されていた気分だ。 ガゼルはなにかを確認するみたく俺のをまたジッと見て、指先で撫でていく。 「ぁあっ…んっ!」 もうこれ以上、焦らされたらおかしくなりそうで。 そう思ったら自然と腰がガゼルの手に近づくように浮いた。 「んっ……もうっ」 「……待てないの?」 あいかわらずの上から目線にイラっとしたが、すぐさま舌先で裏筋を舐めあげられ、体が大きくビクついた。 「ひぁっ…あっ!」 散々焦らされて、トロトロ溢れている液を拭うよう舌が這い、恥ずかしいのに腰が揺れる。 もう早く咥えこんでくれればいいのに。 まるで俺のモノで遊んでいるかのよう。 舌先で舐めては観察するよう先端を指先で弄られる。 「はぁっあっ……ンっ! ぅんっ!」 早く。早くすればいいのに。 「も…っぁっ…ん、あっ」 「君のここ、好きだな。少し触っただけでこんな大きく主張して、舐めてあげるとビクついて、たくさん濡らして。すごく素直だね」 馬鹿みたいに恥ずかしいセリフを並べるガゼルを睨んでやろうと、顔を向けると目が合った。 企むような笑み。 「言ったよね。君のここは素直だって。だから、わかってる。早くして欲しくてたまんないって」 「っ…わかってんならっ」 「焦らしてるわけじゃない。ただ、私がもう少し楽しみたいだけ。それに君だって、はじめは乗り気じゃなかっただろ」 あいかわらず、中途半端にぴちゃぴちゃと舐めあげられ、変に体はビクつくが、イくまでの決定的な刺激をくれず、体が疼いてしょうがない。 「もうっ…早くっ」 早く、もっと強くしてくれないと。 つい自分の手が伸びるが、その腕をガゼルに掴まれる。 「やっ…ぁっ」 「仕方がない」 お前は何様なんだよ、と心の中で呟いている隙にも、ガゼルが俺のを咥え込んでくれる。 あったかい。 むしろ熱い。 口内の粘液や、舌の絡まる感触。 気持ちがよすぎて、頭がボーっとした。 つい揺れる腰に合わせてガゼルがちゅくちゅくと音を立てるように吸い上げてくれてる。 「はぁっあっ…ん、ぁあっ…ぃくっ」 「ん……」 このまま、口ん中に出していいんだろうか? 聞いて駄目って言われても厳しいけど。 「ぁあっ……ふ…すけっ…ああっぁっ…あぁああっっ!!」 焦らされて、量の多いソレを、喉を鳴らすようにしてガゼルが飲み下していく。 信じられないながらも、なにも出来ずに見下ろした。 「なんで……んなもん飲めんだよ。まずくねぇの?」 「……おいしくはない」 すべて飲み干したガゼルが口を離し、ため息をつきながらそう言った。 「じゃあ、なんで」 「君のだから」 あ。またあの目だ。 下から鋭く突き刺さる。 俺のだからって。 「……もう勝手にしろよ。帰る」 「その自分がイけば終わりみたいな感覚、どうにかしてくれないか」 「お前が勝手にやりだしたんだろっ!? だから俺は部屋でって」 「部屋で続きをということか?」 ちょっとすっきりしちまってはいるけれど、やっぱここは付き合わないと悪いかななんて思うしな。 こいつが勝手にやりだしたんだけど。 「……部屋でなら」 「断る。そもそも私がしたくてここでこういうことになったのに。いまさら部屋まで移動しろなどと」 「だったら聞くなよ」 いちいちイライラさせやがる。 「聞かずに続けても構わなかった?」 構う。そもそもここですること自体が問題だ。 こんな汗まみれで。 「……お前、潔癖症っぽいのに」 「まあね。けれど、いつもより興奮していたのは君だろ。ああ、君はMだからか」 「違ぇよ」 「何度も言うけれど、汚れたモノだとは感じない」 立ち上がったガゼルの目がなんだか真剣で、逸らせなくなった。 「君のだから」 そんな風に言われたら。 ……結局拒めない。 「馬鹿じゃねぇの、お前」 そう言いつつ受け入れてしまう俺も、きっとどうしようもなく馬鹿なのだろう。 |